腹帯の巻き方
腹帯は1本のさらしを腹部に巻きつけます。腹帯を巻くときは、あまり力を込めすぎないように注意してください。強く締めすぎると気分が悪くなったり、胎児にも影響を与えてしまう可能性があります。
腹帯(さらし5m)を半分の幅に縦に折ります。
半分に折ったら、端から筒状に巻いていきます。
巻き取った腹帯の折り目 (輪)を下にし、端を体の前にあてて巻き始めます。
体の中央でも脇でもどちらかやりやすい方で、上方向へ折り曲げ、そのまま背中側へまわします。
先程折り曲げた位置へ戻ってきたら、同様に上方向へ折り曲げ、更に巻いていきます。左手を差し込みながら行うと折り曲げやすいと思います。 折り曲げ位置で上方向へ折り曲げるので、そのつど輪の上下が入れ替わる形になります。
回数を重ねるたびに位置を下から上へずらすように巻きます。
最後まで巻けたら、巻き終わりを中へ折り込んで固定します。
うまく固定できない場合には安全ピンなどで固定します。体を傷つけないように十分注意してください。
腹帯は妊婦だけのものですが、慣れない間は無理をせず、ご家族や腹帯をご存知の友人の方などに手伝ってもらいましょう。
腹帯の由来と効果
神功皇后は、身ごもっている体で戦争に行って、帰ってから安産をしました。そのため安産の神様になったそうです。平安時代には、貴族の宗教的儀式としてだけでなく一般的になり、江戸時代には庶民にも広まったそうです。
妊娠5ヶ月に入ると、戌の日に安産祈願をして腹帯を巻くという習慣は、日本独自のもので、ルーツは神功皇后だといわれています。
「戌の日」に腹帯をつけるのは、犬が多産で安産であるためだとか、犬によって悪霊などから子供を守るためとも言われています。 戌の日に安産祈願するのがならわしですが、事前に祈願をして戌の日に腹帯を巻くという方もいるようです。
おなかを冷えから守る
おなかが冷えないように、保温の効果があります。ただ、冬は良いのですが夏は汗ばんでしまって、あせもなどに悩まされたりすることもあるようですので、あまり無理をしないようにしましょう。
おなかを固定して
姿勢を正しく保つ
おなかが大きくなってくると、姿勢が悪くなりがちです。腹帯を巻くことで姿勢が悪くなるのをできるだけ防ぎます。腰痛にも効果があるといわれています。
おなかと胎児を保護する
大きくなったおなかと胎児を衝撃から守る役割もあります。
産後のおなかの引き締めに
産後のおなかの引き締めにも、効果があるといわれています。
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